120年周期のクロチク(黒竹)の花が咲いた・タケノコが出ない_静岡県掛川市

■2012年5月3日 静岡新聞
120年周期 「クロチク」が咲いた! 掛川
http://www.at-s.com/news/detail/100120842.html
約120年周期というクロチク(黒竹)の開花が2日、掛川市で観察された。「2020年頃に全国で一斉開花する」という専門家の予想もあり周辺住民の注目を集めている。クロチクはイネ科マチク属で、ハチク(淡竹)の1品種。開花したのは、掛川市初馬の大国護秀敏さん(70)宅の庭先。先月末から群生する数十本で花が咲き出した。


花はイネの穂先のようで、開花当初は緑色で次第に黒っぽく変わる。大国護さんは「最初は毛虫かと思った。花が咲いた代わりに今年はタケノコが出ない」と話した。
竹類研究家の柏木治次さん(60)=長泉町=は、数年前からハチクの開花情報を聞いている。柏木さんは「はっきりはしないが、1900年代初めに全国で開花した記録がある。再び一斉開花の時期が近づいているのではないか」としている。