●2012年4月8日 東京新聞朝刊
食品中の放射性セシウムの新基準値が適用されて一週間。一~六日に全国で検査された食品は千四百五十九件で、野菜や魚など一般食品の新基準値(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)を超えたのは宮城、福島、茨城、千葉、神奈川の五県の計十五品目四十二件だった。
新基準値を超えた食品のうち、これまでの暫定規制値(同五〇〇ベクレル)以下だったのは、福島のメイタガレイとフキノトウの二品目。原木シイタケやタケノコ、ヒラメなどは汚染されやすい傾向の食品とされ、暫定規制値を超えていた。
一〇〇ベクレル超えが最も多いのは福島で十二品目二十三件。次いで茨城の五品目十三件、千葉の一品目四件、神奈川の一品目一件など。
群馬では、経過措置により九月まで暫定規制値が適用される牛肉が一〇〇ベクレルを超え、県が農家に出荷の自粛を要請した。他県でも今後、こうした動きが出てくる可能性がある。
厚生労働省は「基準や検査の厳格化で新基準値を超える品目が今後、増える可能性がある。細かな検査が必要だ」としている。
大変だとは思うが、
もっと沢山の食品と加工食品の検査まで広げていただきたい。
大変だとは思うが、
もっと沢山の食品と加工食品の検査まで広げていただきたい。