子供の被曝を少なくすることは、
子供にはできません。
●横浜市・横須賀市・川崎市
■2012年5月8日 東京新聞
横浜市給食 冷凍ミカン提供に反対 放射性物質検出
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120508/CK2012050802000095.html
横浜市の小学生の保護者らが、県内産のミカンから放射性セシウムが検出されていることを理由に、給食でミカンを提供しないよう市教委に要望していることが分かった。同市の小学校三百四十四校では十日から順次、県内産の冷凍ミカンが提供されることになっており、市教委は「メニューの変更を含め、対応は検討中」としている。
川崎市は先月、国の新基準値(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)を下回る最大同九・一ベクレルを検出した冷凍ミカンを給食に提供し、保護者から反発を受けた。横須賀市でも、今月末に使用する県内産ミカンから同六・五ベクレル検出されたが、変更の予定はないという。
横浜市では、昨年末ごろに県内で収穫された冷凍ミカンを使用。小学校を四地区に分けて十日、十一日、二十四日、二十五日に提供する予定。市教委健康教育課の飯田晃担当課長は「川崎や横須賀で検出されていることや、保護者の声を配慮し、どうするか検討する」と述べた。
食材に含まれる放射性物質の測定などをしている団体「放射能測定フードベース23」(東京)の同市の男性教員(38)は「ミカンは旬でもなく、放射性物質が含まれている可能性があるミカンをあえて提供する必要があるのか」と訴える。
この団体が県内各地のかんきつ類生産者から独自に提供を受けて調べた結果、一部で実と皮を合わせて国の新基準値を超える放射性セシウムが検出された。
●愛知県岡崎市・豊橋市
■2012年4月5日
愛知県岡崎市の幼稚園児と教職員およそ530人分の給食食材の茨城県産乾燥しいたけから、放射性セシウムを1kgあたり1400ベクレル検出というニュースが流れた。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120405/k10014248141000.html
■2012年4月11日
豊橋の保育園でも400人食べる 基準値超シイタケ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012041101001945.html
愛知県岡崎市の幼稚園児ら528人が給食で食べた茨城県出荷の乾燥シイタケから、改定前の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、愛知県豊橋市は11日、同じ流通ルートから購入した乾燥シイタケを、市内にある三つの保育園の園児と職員計約400人が食べていたと発表した。豊橋市によると、3保育園が計約3・7キロを購入。2~4月に10~15回、給食でうどんの具やまぜご飯として提供された。市は「1人当たりの消費量を計算すると最大5・25ベクレルで、人体への影響はほとんどない」としている。
●神奈川県川崎市
神奈川県川崎市の学校給食の4月使用分の冷凍みかんから、1kgあたり放射性セシウム134は3.8ベクレル、放射性セシウム137は5.3ベクレルを検出。
みかんの缶詰からは、放射性セシウム134は1.7ベクレル、放射性セシウム137は2.1ベクレルが検出されている。どちらも神奈川県産で、検査日は4月6日。
■2012年4月10日 川崎市教育委員会健康教育課
https://www.google.co.jp/#hl=ja&site=&source=hp&q=%E5%AF%92%E5%B7%9D%E7%99%BB%E4%BB%A3%E5%BF%97+%E5%AF%84%E4%BB%98&btnK=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&oq=&aq=&aqi=&aql=&gs_l=&pbx=1&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_cp.,cf.osb&fp=6dfaa56ee4715b7e&biw=1075&bih=555
■2012年4月17日 東京新聞
セシウム検出ミカン給食に 検査結果の周知不徹底
川崎市立小学校の給食食材精密検査でミカンから放射性セシウムが検出された問題で、
幸、多摩、麻生の三区の小学校で十六日、初めてこのミカンを使った献立が給食に出された。
市教委は同検査結果を保護者に伝えることを学校側に求めていたが、複数の保護者が「まったく知らされていない」と話すなど徹底されていないことが分かった。教員でさえ知らないケースもあり、一部保護者から怒りの声が出ている。 (山本哲正)
幸、多摩、麻生の三区の小学校で十六日、初めてこのミカンを使った献立が給食に出された。
市教委は同検査結果を保護者に伝えることを学校側に求めていたが、複数の保護者が「まったく知らされていない」と話すなど徹底されていないことが分かった。教員でさえ知らないケースもあり、一部保護者から怒りの声が出ている。 (山本哲正)
給食でミカンが使われたのは、「入学・進級祝い」のフルーツポンチ。事前に学校に相談する保護者もいて、自宅から代替品を持参し、食べなかった児童もいたという。ある学校関係者は「『特別な子』と見られることがないよう配慮した」と語った。市教委も「食べ残しても、子どもたち同士で誤解が生じないよう、教員も普通に接してほしい」と各校に呼び掛けている。
市教委では、各校の校長に対し、「市のホームページで公表していることを、ネットを見ない人のためにもお便りなどを使って保護者に連絡を」と求めるなど、セシウム検出の事実を関係者に伝えるよう依頼していた。
ところが、東京新聞で調べたところ、複数の学校の保護者が「まったく学校から知らされていない」と驚いていた。中には、「保護者懇談会でミカンの話をお願いしようとしたら、先生さえ検出されたことを知らなかった。ショックを受けた」との声も。
検査では、フルーツポンチに使われた県産ミカンの缶詰からは、放射性セシウムが一キロ当たり三・八ベクレル。幸、多摩、麻生の三区で十七日出される予定の県産冷凍ミカンからは同九・一ベクレルが検出された。
川崎、中原両区では缶詰が十八日、冷凍が十九日。高津、宮前両区では缶詰が十九日、冷凍が今月下旬に給食に出される予定だ。
市内の低学年児の父親(38)は「セシウム検出のミカンを給食で出す必要はない。何のための検査か。出されたら、持ち帰らせ、親が食べる。万一を考えて将来ある子どもたちには食べさせない決断が必要だ」と話していた。
信じられません!!!
●神奈川県川崎市・愛知県春日井市・東京都武蔵野市
■2012年4月19日 東京新聞
給食食材からセシウム検出→使用せず 武蔵野市や愛知・春日井市
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120419/CK2012041902000113.html
放射性セシウムの検出されたミカンが十六日から川崎市立小学校の給食に出されている問題で、東京都武蔵野市や愛知県春日井市などでは放射性セシウムが検出された場合、給食に使わない措置を取っていることが、本紙の調べで分かった。川崎市とは対照的な姿勢だ。
武蔵野市は昨年十月、牛乳に一キロ当たり七ベクレルを検出。当時の暫定基準値(同二〇〇ベクレル)以下だったが、「子どもは大人より影響を受けやすい。少しでも検出したら、代替できるならする」と、給食に出さなかった。保護者が負担した給食代のうち、この牛乳の分は、市が補填(ほてん)した。
春日井市は今年二月、一キロ当たり一六・六ベクレルが検出された脱脂粉乳を「国の基準値以下だから」と、給食に使おうとしたが、保護者から問い合わせが相次ぎ、使用を見合わせた。
一方、川崎市教委は一キロ当たり三・八ベクレルが検出された県産ミカン缶詰、同九・一ベクレルが検出された県産冷凍ミカンについて「文科省が基準値を下回れば安全と言っている。保護者の考え方で食べない子は食べなくてよいが、国の基準値(一般食品で同一〇〇ベクレル)を下回ったのだから、給食に出す」(給食担当者)と断言している。使用中止を求める保護者もいるが、市教委は「『基準値の十分の一以下だから安心して食べさせる』という保護者の意見が寄せられた」と強調している。武蔵野市方式でミカン購入費を補填するのも「無理」という。
県教委は、県内で国基準値を下回る食材の取りやめは「把握できる限りは、ない。判断の難しい問題だ」としている。
保護者への広報体制にも疑問が残る。川崎市のホームページには給食の食材の産地が載っており、市教委は、各校校長に、そのことを保護者に伝えるよう求めた。「関心のある人は、そのページに並んでいる検査結果の項目をクリックすると見られる」から「保護者に分かるようになっている」というのが市教委の説明。これ以上、積極的に広報する姿勢はないようで、保護者から怒りの声も上がっている。
こうした中、中原区のある小学校は、ミカンからの検出値を明記し「学校としては個々の家庭の判断を尊重し、食べたくない児童に一律に食べさせることはないので、担任に申し出て」という文書を配った。同校四年生児童の母親(42)は「教えてくれる学校で良かった。子どもと話し合って、判断を任せたい」と、話す。
ただ、現場教師は、給食に出したものを「食べなくていい」と言わざるを得ない矛盾した状況に置かれており、市教委の姿勢が問われそうだ。
誰にも責任がないのだろうか?
●東京都国立市
<ブログ内リンク>
http://gardenlife-klimt.blogspot.jp/2012/03/blog-post_29.html