ぜんまい_天日干し_保存_戻し方

Drying in the sun of flowering fern

Zenmai Osmunda japonica

1日目4/18(月)ぜんまいの収穫〜綿毛取り〜アク抜き。
<天日干しの前準備>
・ スケジュール確認。(乾燥中に1〜2時間ごと手もみ。)
・ 数日間先の天気予報の確認。(晴天3日以上が必要。)
・ 天日干しをする場所や道具などの確認。
・ 綿毛がしっかりついていて、丸く膨らみすぎていないゼンマイを採る。
・ 収穫した日に、アク抜きする。
<綿毛取り〜アク抜き>
1、綿毛を取り除く。
葉の部分も必要ないので、この時に一緒に取り除く。(写真は、葉付き)
根元の堅い部分も手で折るか、ハサミなどで切る。
2、水でよく洗う。
3、アク抜き開始
アク抜き
http://gardenlife-klimt.blogspot.com/2011/04/blog-post_5292.html
4、アク抜き終了

2日目4/19(火)天日干し1日目
<乾燥と手揉みを1時間ごとに繰り返す。>
1、「準備」
・アク抜きの終わったぜんまいの水を切る。
・ザルなどの下にも空気が通る器を用意する。
・風や動物にも注意が必要。
2、「乾燥開始」
・なるべく重ならないように広げる。
・途中で、ぜんまいの上下や場所を変える。
3、「手揉み〜乾燥」
・1回目の手揉みは、握って少し力を入れる程度に優しく。
・再び広げて、干す。
4、「手揉み〜乾燥」
・1回目より力を入れて揉む。
・両手に入る位にまとめて、柔らかく揉む。
・再び広げて、干す。
5、「手揉み〜乾燥」
・その後も、手揉み〜乾燥を1時間ごとに繰り返す。
・折れないようなら、水分が出るくらい強く揉む。
・少しずつ葉が取れていく。
・だんだんと小さめにまとめて干す。
今日は、8回手揉みして、18時過ぎに家の中に取り込んだ。

3日目4/20(水)天日干し2日目 晴れ
<1日目と同じく、乾燥と手揉みを1〜2時間ごとに繰り返す。>
1、「乾燥開始」
・まとめて干す。
2、「手揉み〜乾燥」
・揉むと昨日と違う感触。
・柔らかい部分(長いぜんまいの下の方)と堅い部分(短いぜんまいと先端)がある。
3、「手揉み〜乾燥」
・堅いものは、折れてくるので揉まない。(揉めない。)
・柔らかい部分があるものだけを揉んだ。
今日は、5回手揉みして、17時30分過ぎに家の中に取り込んだ。
2グループは、1グループにして夜を過ごす。

4日目4/21(木)天日干し3日目 曇り時々晴れ
<1〜2時間ごとにかき混ぜる。>
・かなり堅い状態で、もう揉めない。
・晴天時で、最低でも3日間の天日干しが基本。
今日も、ゼンマイとワラビを採ってしまった。
今回のゼンマイは葉の部分を取って、アク抜き。

5日目4/22(金)天日干し4日目 曇り
<1〜2時間ごとにかき混ぜる。>
・午後1時前、天日干し終了。
時々、薄い影ができる程度の弱い太陽の午前中。
もう限界と判断し、収穫から5日間の天日干し完了。


<次のゼンマイの天日干し>
・葉の部分は、綿毛と一緒に取り除いた。根元の方から上に指を滑らして、綿毛と葉を一気に。
・アク抜きした後、すべてのゼンマイの根元を3~5mm程度切り、硬そうなのは数センチ切って、水に浸し、途中で水を変えて1〜2時間後、乾燥開始。
・量が多いのでザルでは不可能で、ゴザもないので、マットなどの下に敷く、防寒用の銀色のシートを利用。

<保存>
1、ポリ袋や瓶などの容器で、湿気のない状態にして冷蔵庫などで保存する。
2、7月下旬〜8月の天気のよい日に、よく乾燥させる。
3、再び保存容器に入れて、冷蔵庫などで保存。
4、何年間も保存可能。

<干しぜんまいの戻し方>
1、たっぷりの水に、2〜3時間浸す。
2、何回か水を変えながら、手で揉む。
3、新しい水を鍋に入れ、弱火で沸騰する直前に火を止めてそのまま冷ます。
4、冷めたら、新しい水でもう一度火にかけ、沸騰直前に火を止める。
5、完全に冷めるまで待ってから、水を何回か変える。
火を止めてから7〜10時間程度で完了。