NAVERまとめに「 夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選」をまとめました。



https://matome.naver.jp/odai/2152318474455179401


シュウメイギク‘オノリーヌ ジョベール’(八重咲き)キキョウ(ピンク・桃)フジバカマ(白・青)シミシフーガ ‘アトロパープレア’ サラシナショウマ(銅葉)ヒオウギ(黄)ハナトリカブト(カラトリカブト)ツリガネニンジン・ホトトギス・ワレモコウ・カワラナデシコ・ヤマトナデシコ


観賞用だけでなく、食用としたり、薬に利用されたり、日本伝統の和花・茶花・古典園芸植物の夏〜秋に咲く多年草・宿根草10選です。園芸品種、絶滅・絶滅危惧種、宿根草と多年草の違いなど。ガーデニングにも!


▼和花
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
和花:古くから日本で栽培されている草花
https://kotobank.jp/word/和花-415980

▼茶花
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
茶花:茶室の床(とこ)に生ける花。季節に応じた花を投げ入れの方法で生ける。
https://kotobank.jp/word/茶花-566907

茶道で茶会の席に飾る花のこと。飾らない山野草の素朴な一輪挿しなどが多く、派手さを競う華道とは対照的である。この意味で使用される場合は、普通お茶花(おちゃばな)と称する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/茶花

茶花一覧
http://www.mitomori.co.jp/hanazukan/hanazukan2.16.html

茶花に関する書籍
https://www.tankosha.co.jp/ec/products/list.php?category_id=101


▼古典園芸植物
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選

古典園芸植物(こてんえんげいしょくぶつ)は、江戸時代に日本で育種、改良され、独自の発展を遂げた園芸植物、また明治時代以降でもその美的基準において栽培、育種されている植物の総称である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/古典園芸植物

古典園芸植物(こてんえんげいしょくぶつ)は、江戸時代に日本で育種、改良され、独自の発展を遂げた園芸植物、また明治時代以降でもその美的基準において栽培、育種されている植物の総称である。一部中国に鑑賞の起源を持つものもある。研究者や愛好家によりその範疇は多少異なり、特に草本類及び小灌木を指し、江戸時代から発展した植物でもサクラやカエデなどの灌木類は含めないことが多い。
https://www.weblio.jp/content/古典園芸植物

▼宿根草と多年草の違い

Q.「宿根草と多年草の違いを教えてください」
A.「簡単に言うと冬に枯れる物を宿根草、冬でも葉が残っている物が多年草です」
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1376242.html

「多年草」
多年生植物(たねんせいしょくぶつ)とは、個体として複数年にわたって生存する植物のことである。多年生宿根草や木本植物がそれにあたる。しばしば草本(いわゆる草)に対して用いられる言葉であり、「多年草」と呼ぶことがある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/多年生植物

「宿根草」
宿根草(しゅっこんそう)は多年生の草本のうち、生育に適さない時期(多くの場合冬であるが、夏のこともある)には地上部が枯れてしまうが、それをすぎると発芽して再び生育を始めるものをいう。
園芸では、常緑多年草もまとめて宿根草と呼ぶので、多年草は「球根植物」と「宿根草」に分類されることになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/宿根草

1▼ホトトギス
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
ホトトギス
学名:Tricyrtis hirta
植物・園芸分類:ユリ科 多年草・宿根草
花期:8〜10月

杜鵑。若葉や花にある斑点模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることからホトトギス。新潟県〜九州の山野の日陰に自生する。
キバナホトトギスは九州に自生。ヤマジノホトトギス、シロホトトギスなどもある。

P夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物

ホトトギスは日本の特産種で主に太平洋側に自生する多年草です。日陰のやや湿った斜面や崖、岩場に見られ、葉のわきに、直径2〜3cmで紫色の斑点のある花を1〜3輪上向きに咲かせます。茎はふつう枝分かれせず、まっすぐか斜めに伸び、場所や地域によっては弓なりに垂れることもあります。古くから栽培されているシロホトトギス(Tricyrtis hirta f. albescens)のほか、斑入りの園芸品種も流通しています。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-152

タイワンホトトギスとホトトギスなどが交配された園芸種がある。
https://matsue-hana.com/hana/hototogisu.html

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
北海道西南部〜九州の山野の林内に生える。高さ30〜60cm。茎には斜め下向きの毛が密生する。葉は長さ8〜18cm。花は茎の先や葉腋に1〜3個つき、上向きに咲く。花被片は紅紫色〜暗紫色の斑点があり、上半部は平開するが、ヤマホトトギスのようにそり返ることはない。学名は、Tricyrtis affinis
https://matsue-hana.com/hana/yamajinohototogisu.html
シロバナホトトギス・シロバナヤマジノホトトギス
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_3035.htm

2▼シュウメイギク(白)
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
シュウメイギク
学名:Anemone x hybrida
植物・園芸分類:キンポウゲ科 多年草・宿根草
花期:9〜11月

本来のシュウメイギクは、中国から渡来して本州〜九州の山野や里山に野生化したという説が一般的で、京都の貴船山周辺に多く自生していたので、別名:貴船菊(きぶねぎく)。キク科ではなく、アネモネやニリンソウ等の仲間。英国ではジャパニーズアネモネと呼ばれる。
花びらに見えるものはガクで花弁は退化している。
最近は園芸品種も多い。

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シュウメイギク(秋明菊)
中国原産。観賞用に栽培される。江戸時代に観賞用に導入され、京都を中心に各地で野生化したものが見られる。全体に短毛があってざらつく。茎はあまり分岐せずに直立し、高さ1mほどになる。根生葉は長い柄があり、広卵形で3〜5浅裂した小葉3枚からなる。茎生葉は短〜無柄で互生する。茎の上部で分岐し、直径7cmほどの白色〜紅紫色の花をつける。花弁状の萼と雄しべは多数。
https://matsue-hana.com/hana/syuumeigiku.html

秋明菊‘オノリーヌ ジョベール’‘Honorine Jobert'
秋明菊(A. hupehensis var. japonica)の園芸品種のひとつ。

白色で径5〜6cmの一重咲き花。別名「貴船菊」。和風・洋風ともに合わせやすく、ガーデンに映える。
https://shop.takii.co.jp/CGI/shop/search/detail.cgi?item_code=NSO347&prev=enable

鉢植えの場合は、表面が乾いたら、花に水がかからないように株元にたっぷりと水やりをします。庭植えの場合は、根が張ってしまえば、特別な水やりは不要です。
https://www.hyponex.co.jp/flower/anemone_hupehensis

シュウメイギク八重咲き
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/シュウメイギク+八重/

3▼ツリガネニンジン
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
ツリガネニンジン
学名:Adenophora triphylla var. japonica
植物・園芸分類:キキョウ科 多年草・宿根草
花期:8〜10月

花が釣鐘状に咲き、根がニンジン状に太く肥大することからツリガネニンジン。
フウリンソウ(風鈴草)、チョウチンバナ(提灯花)とも呼ばれる。北海道〜九州の草原などに分布。
中国地方〜九州に自生するサイヨウシャジン(細葉沙参)Adenophora triphyllaの変種。
サイヨウシャジンは、ツリガネニンジンに比べて花冠の先端がやや狭まって壷状で、より雌しべが突出するとされる。
ツリガネニンジンは漢方で沙参〈シャジン〉と呼ばれ、ツリガネニンジン属は、このツリガネニンジンと白花のシロバナツリガネニンジン、ソバナとソバナの変種以外は、イワシャジン、イトシャジン、ヒメシャジン、ハマシャジンなど「シャジン」の名がつく。

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「食用」
春の若い芽は、山菜のトトキとして食用にされる。
「生薬」
2年以上経った長い紡錘形から円柱形の根は沙参(しゃじん)とよばれ、生薬として利用される。秋に地上部が枯れたときに根を掘り出し、細根を取り除いたものを天日乾燥させたものが使われ、少量を煎じたものを1日数回に分けて服用すると、健胃、痰きり、鎮咳に効能があるとされ、強壮効果もあるといわれる。昔は朝鮮人参の偽物に用いたといわれるが、朝鮮人参とは薬効は異なり代用にはならない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ツリガネニンジン

ツリガネニンジン(釣鐘人参)
北海道〜九州の山野にごくふつうに見られる。茎は0.4〜1mになり、ほとんど分枝しない。切ると乳液がでる。根生葉は長柄があり、円心形で花時には枯れてなくなる。茎葉は3〜4個が輪生、まれに対生または互生し、長さ4〜8cmの卵状楕円形で鋸歯があり、柄はごく短い。茎頂に円錐形の花序をだし、1個〜数個の花が輪生してやや下向きにつく。鐘形の花冠は淡紫色または白色で、長さ1.5〜2cm、で先は5裂してやや広がる。花柱は花冠よりやや突き出し、先が浅く3裂する。萼裂片は線形で長さ3〜5mm、ふちに1〜4個の小さな鋸歯がある。
https://matsue-hana.com/hana/turiganeninjin.html

シロバナツリガネニンジン(白花釣鐘人参)
ツリガネニンジンの白い花をつける品種。花期は8〜10月。
学名は、Adenophora triphylla var. japonica f. albiflora
https://matsue-hana.com/hana/sirobanaturiganeninjin.html


4▼ワレモコウ
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
ワレモコウ
学名:Sanguisorba officinalis
植物・園芸分類:バラ科 多年草・宿根草
花期:8〜9月

吾亦紅、吾木香、我吾紅、我毛紅、割木瓜など。「われもこうありたい」と儚い思いをこめて名づけられたなど名前の由来は諸説ある。
全国の山野の草地から海岸近くなどに分布。
小花を穂状に付ける植物の多くは、下から先端へ向かって咲き進むが、ワレモコウの場合先端から下に向かって咲き進む。花弁はない。
花穂が白いナガバノシロワレモコウもある。

ワレモコウは海岸近くからやや高い山まで、日当たりのよい草原に見られる多年草です。花は枝分かれする茎の先端に密集してつき、1〜2cmほどの短い穂になります。花は穂の先端から咲き始めます。こういう咲き方を「有限花序」といいます。一つ一つの花は小さく2mm弱で、花弁はなく、赤みを帯びた茶色の部分は萼です。萼に長く色が残るので、秋遅くまで楽しむことができます。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-880

漢字では「吾木香」「割木瓜」「我毛香」などの文字も充てられる。
根茎は黒褐色で太く、生薬の地楡(じゆ)となる。
下痢止めや、傷の止血、やけどに効くとされる。
また、若葉は食用となり、和え物、油いため、佃煮などにする。
https://minhana.net/wiki/ワレモコウ

根は地楡(ちゆ)という生薬でタンニンやサポニン多くを含み、天日乾燥すれば収斂薬になり、止血や火傷、湿疹の治療に用いられる。漢方では清肺湯(せいはいとう)、槐角丸(かいかくがん)などに配合されている。
同属別種のオランダワレモコウ(サラダバーネット、学名S. minor Scop.)は、観賞用だけでなく若葉を食用とする。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ワレモコウ

ナガバノシロワレモコウ(NAVER自分まとめ)
https://matome.naver.jp/odai/2152232194337347501

5▼カワラナデシコ
カワラナデシコ
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
学名:Sanguisorba officinalis
植物・園芸分類:ナデシコ科 多年草・宿根草
花期:7〜10月

河原撫子。別名:ヤマトナデシコ(大和撫子)。花が美しく草姿が可憐で子を撫でるような気持ちで接したくなるからカワラナデシコ。
本州〜九州、沖縄の河原や草原、砂浜にも生育。花色は淡桃〜桃や白花もある。花弁は5枚で縁に細かく切れ込みが入る。秋の七草の1つ。

P夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物

秋の七草の1つであることから分かるように観賞価値を認められた。栽培も行われ、特に江戸時代には変わり花の栽培が盛んで、古典園芸植物の一つともなっていたが、現在ではほとんど見られなくなり、わずかに伊勢ナデシコと呼ばれる一群などが維持されている。また、他のダイアンサス(ナデシコ)類の交配材料にも用いられる 。
https://ja.wikipedia.org/wiki/カワラナデシコ

本州〜九州の山野の日当たりの良い草地や河原に生える。高さ30〜80cm。茎や葉は粉白色を帯びる。葉は対生し、長さ3〜9cmの線形〜披針形で、基部は茎を抱く。花は淡紅紫色で直径4〜5cm。花弁が細かく糸状に裂けているのが特徴。舷部(花弁の広い部分)の基部にはひげ状の毛がある。萼筒は長さ3〜4cmで、その下に3〜4対の苞がある。雄しべは10個、花柱は2個ある。
https://matsue-hana.com/hana/kawaranadesiko.html

ナデシコの仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。わが国では、秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生し、このほか、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなどが古くから観賞用に栽培されてきました。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-140


6▼キキョウ(白)
キキョウ
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
学名:Platycodon grandiflorus
植物・園芸分類:キキョウ科 多年草・宿根草
花期:7〜10月

桔梗。全国の草原などに分布。根は生薬や漢方に利用される。秋の七草のひとつ。多くの都道府県が絶滅危惧種に指定している。

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キキョウ(桔梗)
北海道〜九州の日当たりのよい草地に生える。高さ0.5〜1m。太い黄白色の根があり、地中に深くのびる。葉は互生し、長さ4〜7cmの狭卵形で鋭い鋸歯がある。茎の先に青紫色の花が数個つく。花冠は直径4〜5cmの鐘形。雄しべが花粉を出して倒れてしまってから、花柱の先が5つに開く
https://matsue-hana.com/hana/kikyou.html

秋期に根を掘り取り、水洗して乾燥するもの(生干桔梗)と、コルク皮を除き乾燥するもの(晒桔梗)がある。
http://www.tokyo-shoyaku.jp/f_wakan/wakan2.php?id=50

キキョウは東アジアに広く分布する多年草です。日当たりのよい草原に見られますが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっています。茎はまっすぐに伸びて高さ10〜120cm、先端近くに直径5〜7cmの花を1〜10数輪咲かせます。根は太くまっすぐに伸びて、ニンジンを小ぶりにしたような形です。この太い根は漢方薬にも利用されます。
古来より美しい花が人々に愛され、万葉の時代から観賞されていました。かなり早くから園芸品種が成立していたらしく、貝原益軒の『花譜』(1694年)に「紫白二色あり。(中略)八重もあり」と紹介されています。また、1年後に刊行された『花壇地錦抄』(1695年)には絞り咲きや各種の八重咲き、「扇子桔梗(おうぎききょう)」と名づけられた帯化茎(たいかけい)のものなどがあげられています。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-45

キキョウ(ピンク・桃)
http://sakata-tanet.com/shop/g/g4974449358458/

7▼フジバカマ(白花)
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
フジバカマ
学名:Eupatorium japonicum
植物・園芸分類:キク科 多年草・宿根草
花期:8〜10月

藤袴。花色が藤色で、花弁の形が袴のような筒状になっているのでフジバカマ。茎葉、花には芳香があり、乾燥させると香りが増す。秋の七草の一つ。
かつては、関東地方以西〜九州の河原などに群生していたが、今は数が減り、環境省の準絶滅危惧種に指定されている。
フジバカマの名前で流通している品種は、フジバカマとサワヒヨドリの雑種のサワフジバカマなどの雑種が多いとされる。
フジバカマの葉は深く3裂で、ヒヨドリバナやヨツバヒヨドリの葉には切り込みがない。

P夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物

生草のままでは無香のフジバカマであるが、乾燥するとその茎や葉に含有されている、クマリン配糖体が加水分解されて、オルト・クマリン酸が生じるため、桜餅の葉のような芳香を放つ。
今は数を減らし、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)種に指定されている。薬草としての藤袴:有毒物質のピロリジジンアルカロイドを含有している。利尿剤・風呂の湯に入れる
https://ja.wikipedia.org/wiki/フジバカマ

日なたで育てます。日当たりが半日程度ある場所なら成長はしますが、徒長しがちになり、花色が悪く、数も少なくなります。
盆栽のように育てたい場合は、茎をまっすぐに仕立てるために風が強すぎる場所を避けます。
庭植えの場合は、日当たりがよく、あまり乾燥しない場所に植えます。地下茎で猛烈に繁殖するので、あらかじめ土の中を板で仕切っておき、広がりすぎないようにします。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-874/target_tab-2

フジバカマ(白花)
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/フジバカマ/

フジバカマ(青花)洋種フジバカマ
https://shop.takii.co.jp/CGI/shop/search/detail.cgi?item_code=NZS240

8▼サラシナショウマ
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
サラシナショウマ
学名:Cimicifuga simplex
植物・園芸分類:キンポウゲ科 多年草・宿根草
花期:8〜10月

晒菜升麻、更科升麻。別名:ヤマショウマ。「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来。北海道〜九州の落葉樹林内や草原などに生える。
雌雄のしべを持つ両性花と、雄しべだけの雄花をつける株がある。半日陰を好む。銅葉のシミシフーガ・アトロパープレア(カラスバサラシナショウマ)などもある。

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シミシフーガ ‘アトロパープレア’(カラスバサラシナショウマ)
サラシナショウマの銅葉品種で葉色が黒味を帯びる
特有の大きく長い花穂、渋い葉色の組み合わせがとてもおしゃれで、1m以上に大きく茂る姿は庭で存在感がある
花期以外もカラーリーフとして美しく楽しめる
http://www.ogis.co.jp/gallery/page01.php?id=461&fr=top

サラシナショウマ(晒菜升麻)
北海道〜九州の山地の木陰や草原に生える。地下茎は横に伸びる。茎は高さ1mに達し、上部は分枝して短毛を密生するが、下部は無毛。葉は互生し、長柄があって大きく、下葉は35〜55cm、3回3出、上部のものは2〜3回3出。葉柄基部は広がり膜質となって茎を抱く。小葉は卵形、欠刻縁、鋭頭または鋭尖頭、両面に短毛を散生する。長い総状花序をつける。花柄は5〜10mm、密に短毛がある。雄花と両性花とがある。萼片は広楕円状舟形で蕾を包み、長さ4〜6mm、背に短毛がある。花弁は白色3〜5mm、先は2浅裂し、共に早く落ちる。雄しべは多数、長さ5〜6mm、花糸は無毛で先が少し広がる。袋果は1〜5、短毛があり、果体は楕円形、長さ5〜10mm、短毛があるかまたはやや無毛、花柱は1〜2mm、先は少し曲がる。種子は長さ2mm、翼がある。
https://matsue-hana.com/hana/sarasinasyouma.html

本種やその他同属植物の根茎は升麻(ショウマ)という日本薬局方に収録された生薬で、解熱、解毒、抗炎症作用がある。 升麻は、乙字湯、升麻葛根湯、補中益気湯、立効散などの漢方方剤に含まれている。
なお、本種に似たものや、混同されて生薬として用いられたものなど、幅広い植物にショウマの名が用いられている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サラシナショウマ

9▼トリカブト(ハナトリカブト)
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
トリカブト
学名:Aconitum japonicum
植物・園芸分類:キンポウゲ科 多年草・宿根草
花期:9〜10月

鳥兜。名前は、花の形が舞楽のかぶり物である鳥兜に似ているから。トリカブトは、日本に約20〜30種が自生。
トリカブト属は、形態などの変異が大きいため、分類が困難なグループとされる。
園芸や切り花用に栽培されている品種は、中国原産のハナトリカブトAconitum chinense が多い。江戸時代中期頃には栽培されていた。
ハナトリカブト=カラトリカブトAconitum carmichaeliとする説もある。最近では、属名のアコニタムという名でもトリカブトが流通している。
ドクウツギ、ドクゼリとともに日本三大有毒植物の一つとされ、山菜として食べるニリンソウやモミジガサ等と似ているため、誤食による中毒事故(死亡例もある)もある。

P夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物

ドクウツギ、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされ[1]、トリカブトの仲間は日本には約30種自生している。花の色は紫色の他、白、黄色、ピンク色など。多くは多年草である。沢筋などの比較的湿気の多い場所を好む。
https://ja.wikipedia.org/wiki/トリカブト

ハナトリカブト(キンポウゲ科)
Aconitum carmichaeli Debeaux
薬用部位:塊根(生薬名:附子<ブシ>)
日本には約40種余りのトリカブトが自生し、芽吹きの頃には葉の形状が類似しているニリンソウやゲンノショウコなどの山菜と誤食して中毒事故がおこることがある。写真は薬用の栽培品種。
生薬として利用する際には有毒成分のアコニチンを高圧蒸気処理などで加水分解し、減毒されたものを使用している。
附子は冷えを除き、痛みや痺れを止める作用を目的に、麻黄附子細辛湯、八味地黄丸などに配合される。
http://www.p.kanazawa-u.ac.jp/~yakusou/plants/ハナトリカブト.html

カラトリカブト
Aconitum carmichaeli Debx.キンポウゲ科(Ranunculaceae)
生薬名:ブシ(加工ブシ)  薬用部位:塊根
中国に分布する多年草で、比較的湿気の多い場所に生育します。草丈は60?120cmで、9?10月に青紫色の花を咲かせます。生薬「加工ブシ」は、本種の塊根を加工したもので、アコニチン(ブシジエステルアルカロイド)などの成分を含み、鎮痛、強心、利尿、代謝促進などの作用があります。一般用漢方製剤294処方のうち、八味地黄丸(はちみじおうがん)、桂枝附子湯(けいしぶしとう)など25処方に配合されています。全草にアコニチンなどの強毒成分を含み、呼吸中枢の麻痺や心臓麻痺を引き起こします。
https://www.takeda.co.jp/kyoto/area/plantno184.html


トリカブト(鳥兜)の仲間
タンナトリカブト(丹那鳥兜)
疑似1年草
近畿以西〜九州。西日本ではもっともふつうの種類。茎は高さ0.15〜1.5mと変異の幅があるが、ふつう1mほど。葉は3全裂し、長さ幅とも5〜15cm。花は長さ3〜4cm、散房花序につき、下から順に咲く。花柄には屈毛が密生する。上萼片三角形でくちばしが長い。花弁の舷部はややふくらみ、距は細く長い。雄しべは無毛。花期は9〜11月。(山に咲く花)
心皮は3〜5個(Carpels 3--5)。(Flora of china)
学名は、Aconitum japonicum subsp. Napiforme
https://matsue-hana.com/hana/tannatorikabuto.html

10▼ヒオウギ 檜扇・日扇・緋扇・烏扇
夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物の草花・多年草・宿根草10選
ヒオウギ
学名:Belamcanda chinensis
植物・園芸分類:アヤメ科 多年草・宿根草
花期:7〜8月

檜扇。葉は細長く、扇を広げたように葉同士が重なり、桧扇に似ているのでヒオウギ。本州〜九州の山野の草地や海岸に自生。午前中に咲き夕方にはしぼむ一日花。
祇園祭で軒先などに飾られる。果実が熟してはじけ出た黒色の種は、射干玉(ぬばたま)烏羽玉(うばたま)と呼ばれる。
花色が黄や白の品種や矮性のダルマヒオウギなども流通している。

P
ヒオウギ
P夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物
P
ヒオウギの射干玉(ぬばたま)烏羽玉(うばたま)
P夏〜秋に咲く和花・茶花・古典園芸植物

ヒオウギは山野の草地や海岸に自生する多年草である。高さ60〜120センチ・メートル程度。葉は長く扇状に広がり、宮廷人が持つ檜扇に似ていることから命名されたとされる。別名に烏扇(からすおうぎ)。花は8月ごろ咲き、直径5〜 6センチ・メートル程度。花被片はオレンジ色で赤い斑点があり放射状に開く。午前中に咲き夕方にはしぼむ一日花である。種子は4ミリ・メートル程度で黒く艶がある。本州・四国・九州に分布する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒオウギ

ヒオウギ(緋扇)
本州〜沖縄の日当たりのよい山地の草原に生える。葉は長さ30〜50cm。扇状にでる。花茎は高さ0.6〜1m。上部で枝を分けて数個の苞をつけ、なかから2〜3個の花をだす。花は直径3〜4cm、花被の内外片は同形同大で平開する。橙色で内面に暗赤色の斑点が多数ある。さく果は楕円形で長さ3cmほど。種子は直径約5mm、球形で黒く光沢がある。
https://matsue-hana.com/hana/hiougi.html

ヒオウギは、日本にも自生しているやや大型の夏咲き宿根草です。厚みのある剣状の葉が何枚も重なり合い、扇を広げたように見えることから、この名前で呼ばれます。力強く端正な草姿で、古くから庭植えや生け花材料として親しまれてきました。
主に栽培されているのは草丈が低く、ヒオウギの変種とされるダルマヒオウギで、茎葉が反り返るように湾曲する生け花向きのものなど、いくつかの品種や系統があります。花は一日花ですが、次々と咲き続けます。花後に袋状の大きなさやができ、熟すと割れて、中から5mmくらいの黒いタネが出てきます。タネはしばらく落ちずに残るため、ユニークな花材として利用されています。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-746

ヒオウギ(檜扇)は夏の花、普通は橙色なのにうちでは黄色
Belamcanda chinensis
https://natureflow.exblog.jp/14864710/

ダルマヒオウギ
橙色に赤い斑点が入るものが一般的。黄色や桃色の花を咲かせるものもある。
https://minhana.net/wiki/ダルマヒオウギ