緑のカーテン_グリーンカーテン_壁面緑化_種類・アサガオ、ヘチマ、キュウリ、ゴーヤ、アピオス_少なくとも冷房の設定温度を1度下げるのと同様の効果がある

●毎日新聞 2012年08月12日
なるほドリ:「緑のカーテン」は効果ある? /和歌山http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20120812ddlk30070227000c.html
◇ツタ性植物で日光を遮断 冷房温度低下と同様効果
 なるほドリ 最近「緑のカーテン」ってよく聞くね?
 記者 ツタ性の植物を建物の外側にはわせることで直射日光を遮断して室内温度の上昇を防ぐのです。江戸時代から長屋暮らしなどの庶民の生活の中に根付いていました。小学校のころに窓の外でアサガオを育てた経験のある人も多いと思います。生活が便利になって忘れていた日本人の生活の知恵をエネルギー危機が復活させたともいえます。

Q そんなに効果があるの?
 A 大阪市教委が昨年夏、暑さ対策調査として小中学校15校で6パターンの調査をしたところ、壁面緑化は実測で室内温度を0・5〜1度下げる効果がありました。07年の別の調査では、ある中学で壁面緑化している教室はしていない教室より最高温度が6・2度低く、平均でも4・2度低いという結果が出ています。
 周辺環境や測定方法などで異なりますが、少なくとも冷房の設定温度を1度下げるのと同様の効果があると言われています。
Q 個人の住宅でも効果はあるのかな
 A 6年前から自宅で緑のカーテンを作っている橋本市城山台の主婦、牧野雅子さん(65)は「体感温度は2〜3度は低く、私一人の時は日中でもクーラーは使いません」といいます。布などのカーテンは単に日光を遮へいするだけですが、水分を含んだ植物の葉にはいわゆるシャワー効果もあるようです。
Q 緑のカーテンに使える植物ってどんなものがあるの
 A アサガオ、ヘチマ、キュウリなどツタ性植物なら何でも可能で、最近ではゴーヤが人気です。牧野さんはタイ旅行で買ってきたアサガオからゴーヤに移り、今年からインターネットで知ったアピオスに変えました。
Q 温度を下げるだけでなく、いろいろ楽しめそうだね
 A アピオスは、ルピナスのようなピンクの花を咲かせ、球根も美味。牧野さんは「花や球根には血糖上昇を抑えるなどの効果があるそうで、一石三鳥です」と話しています。橋本市も庁舎の周囲にゴーヤを植え、出来た実を老人福祉施設に贈って高齢者の健康に役立てるなどしています。<回答・上鶴弘志>


●私と家庭菜園
アピオス(ほど芋)
http://www2.tokai.or.jp/waka3/engei/nisshi/nisshi_sub/apios.htm
(一部抜粋)
アピオスについて

< 植付け方法 >
1.長いもや山芋と同類と考えてよく、植付け時期は4月上旬~5月
2.植え付ける深さは 4~5cm とし、株間は50cm程度にします。


< 育て方 >
3.植付け後は、つる性植物であることから支柱を立て1.5mぐらいのフラワーネットか胡瓜ネットをはる。
4.耐病性があるので、無農薬で充分育つことが出来る。

< どんなものが >
5.秋には、地中に無数の芋の球と球がつながった状態でできる。
6.芋の大きさは、里芋の小芋くらいの大きさに育ちます。
7.芋は、健康食品として煮物やレンジでチンして食べられます。