玄米食と放射性物質

放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/2696a45687f0f95ef2b79b4ad8c1b45b
腸内に放射性物質が多くあると仮定される場合に、
玄米を食べることの危険性についての指摘
「玄米には、体内のミネラルを排泄させてしまう強い作用があり、その結果、逆に、腸内の細菌が保持している放射性物質をより多く吸収し、異常が起きていると考えられます。玄米食の方に多く生じている症状です。白米に替え、コメを良く研いでください。」

 玄米の危険性というのは、僕の中では、玄米のほうが白米よりも栄養価が大きい。このため、放射性物質も玄米が蓄積しやすい、だから、安全度が高いエリアの玄米は食しても良いが、危険が少しでもあるエリアの玄米は食べないほうが良いということでした。むしろ安全な玄米は栄養価も高く、放射能に関しても体に悪い作用があるという認識はありませんでした。今回の指摘は、玄米が果たしている、本来有用な作用が、腸内に残っている放射性物質が一定量ある場合に、それが逆作用するという話です。ある地域へ避難した複数のお子さんの症状のうち、心臓まわりを除いたほとんどの症状が改善したのにもかかわらず、なぜか心臓周りの症状が改善しないという悩みのご相談からはじまった話でした。確かに、すでに体内に一定量以上、放射性物質があると仮定した場合、いろんなことが想定とは異なることも容易に考えられます。

これからの日本での放射性物質への対応は、落とし穴がいろいろあると思います。

特に僕達は、過去の情報参照は、おおむね、チェルノブイリしかありません。日本と大きく、経済や技術の水準、さらに気候や食料も異なる国々のデータのみです。体制的にも隠蔽を強権的に為しえた国々です。こうした中で培われたデータは参考にはなりますが、そこから得られた知見を超えることも、日本ではままあると思います。また、この問題を真剣に捉えて行動する人々の動きはようやく始まって一年が経過したばかりです。しかも、肩書きのある専門家たちは、問題の本質から逃げ続けています。こういう場合に、落とし穴は増えるだけです。いろんな形での落とし穴は多いと思います。

あらゆる食品に注意が必要です。