緊急時モニタリング又は福島県の検査結果 平成24年9月26日
※基準値超過(6検体)
No.6 福島県産ヒラメ(Cs:140 Bq/kg)
No.19福島県産アイナメ(Cs:120 Bq/kg)
No.23福島県産ウスメバル(Cs:180 Bq/kg)
No.34福島県産ケムシカジカ(Cs:180 Bq/kg)
No.37福島県産コモンカスベ(Cs:180 Bq/kg)
No.40福島県産シロメバル(Cs:150 Bq/kg)
食品中の放射性物質の検査結果について(486報) 平成24年9月26日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kl12-att/2r9852000002kl4v.pdf
(セシウムが検出された品目を一部抜粋)
青森県 マダラ
岩手県
滝沢村 牛肉
一関市 田河津村 米
一関市 奥玉村 米
一関市 盤清水村 米
一関市 折壁村 米
宮城県 カツオ、マハゼ、アユ
茨城県 カタクチイワシ、マアジ、アカエイ、アンコウ、イシガレイ、エゾイソアイナメ、コモンカスベ、ショウサイフグ、シログチ、チダイ、ヌマガレイ、ヒラメ、ホウボウ、マコガレイ、マトウダイ、メイタガレイ、ユメカサゴ、シラウオ(淡水)、モツゴ、ワカサギ
高萩市 玄米
北茨城市 玄米
水戸市 イノシシ肉 68 Bq/kg
日立市 イノシシ肉 200 Bq/kg ※基準値超過
土浦市 イノシシ肉 50 Bq/kg
常陸太田市 イノシシ肉 120 Bq/kg ※基準値超過
高萩市 イノシシ肉 170 Bq/kg ※基準値超過
北茨城市 イノシシ肉 240 Bq/kg ※基準値超過
笠間市 イノシシ肉 99 Bq/kg
つくば市 イノシシ肉 36 Bq/kg
常陸大宮市 イノシシ肉 46 Bq/kg
那珂市 イノシシ肉 24 Bq/kg
かすみがうら市 イノシシ肉 100 Bq/kg
桜川市 イノシシ肉 41 Bq/kg
大子町 イノシシ肉 24 Bq/kg
栃木県
大田原市 玄米
那須町 玄米
群馬県
高山村 マコモタケ(露地栽培)
高崎市 クリ(露地栽培)
昭和村 落花生(露地栽培)
中之条町 玄米
●読売新聞 2012年9月26日
一関の野生キノコ採れない・・・県が出荷自粛要請
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120925-OYT8T01324.htm
一関市で「秋の味覚」キノコが収穫できない事態に、農家や産直施設には落胆が広がっている。市内で収穫されたホウキタケから基準値(1キロ・グラム当たり100ベクレル)を超える放射性物質が検出され、県は11日、県内で初めて野生キノコの出荷自粛を同市に要請。同市内全域で山林の放射線量を低減することは事実上不可能なため、自粛解除の見通しは立たない。(水野翔太)
震災前に野生キノコを収穫して作った乾燥キノコを見つめる佐藤さん。今はもう収穫できない(20日、一関市で) |
「今年は春の山菜も放射線の影響で出荷できなかった。キノコと合わせて、40万~50万円の収入減だ」
毎年近くの山林でナラタケや天然ナメコなどを収穫し、産直に出荷する一関市厳美町、農業佐藤光雄さん(65)は肩を落とす。
佐藤さんが収穫する野生キノコの中には、1本2000円以上の高価なものもある。旬のキノコは、自家用として鍋料理や炊きこみご飯で食べるのも楽しみだ。しかし、東京電力福島第一原発事故による放射能問題を受けて、去年から収穫をやめているという。
佐藤さんは「今後もキノコの収穫を続けられるのだろうか。今はただ困ったとしか言えない。野生キノコの売り上げは生活費の一部なのに」と話す。野生キノコを収穫する佐藤さんの知人らの間では、東京電力は損害を賠償すべきだとの声も上がっているという。
厳美地区の産直施設「骨寺村荘園交流館 若神子亭」の五十嵐正一館長(62)は「キノコはお客さんを呼び込む商品。他の野菜の売り上げも減ってしまうのでは」と懸念する。野生キノコの収益は年全体の5%以上。「お客さんに、がっかりされるのがつらい。東京電力は損害を賠償すべきだ」と訴える。
県は厚生労働省の指導により、同市に対して、ホウキタケだけではなく全ての野生キノコの出荷自粛を要請した。〈1〉キノコは放射性物質を吸着しやすい〈2〉種類ごとの吸着しやすさが不明〈3〉呼び方が各地方で異なり、消費者の混乱を招きやすい――からだ。
解除の見通しが立たない状態に、野生キノコを収穫する同市の農家などからは、「種類ごとに放射性物質を調査すべきだ」と、緩和を求める声も上がるが、県は「安全を担保するには、全種類の自粛を要請するしかない」と理解を求める。